真宗大谷派・専超寺の境内にある本園は、農村の子どもたちを預かり、文字の手習いから礼儀作法を教えてきた伝統を受け継いでまいりました。
地域の幼児教育施設として、戦後の設立以来七十年の活動を経ております。「お寺の幼稚園」である本園は、仏教が伝えてきた慈悲と自覚の教えを根本に、幼いながらも人生の海にこぎ出したお子さんたちとともに、数限りない縁に結ばれて日々ある私たちのいのちと、そこに込められた深い願いに思いをはせます。
そのために、緑と命と伝統に彩られた境内地の環境を十全に活用して、実り豊かな経験をはぐくむ保育活動を目指しております。
社会的には「おとな」とされる私たちもまた、一個の未熟で悩み多き人です。これから学び、悩み、育っていく子どもたちとともに育っていく。そういう場としてのともえ幼稚園でありたいと願っております。